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旧司法試験平成22年民事訴訟法第二問

 旧司法試験平成22年民事訴訟法第二問
一 小問1 
 1 この控訴が適法となるためには、この控訴に控訴の利益がなければならない。そこで、代金支払期限後の遅延損害金の請求を追加するため、第一審判決に対して控訴することにつき、控訴の利益が認められるかが問題となる。
 2 控訴の利益の有無は、基準の明確性を確保するため、訴状の主文と訴状の請求の趣旨を比較して決するべきである。もっとも、判決効によって、控訴をしなければ不利益な影響が及ぶ場合には、主文と請求の趣旨が同じでも例外的に許される。
 3 本件についてみると、Xの請求の趣旨は200万円の給付であり、第1審はそれを全額認めている。また、遅延損害金と代金債権は別個の債権なので、第1審判決により代金債権にキハン力が生じても、別訴で遅延損害金を請求することが可能である。
 以上より、控訴の利益が認められないから、この控訴は不適法である。
二 小問2(1)
 1 控訴裁判所は、主位請求を不成立との心証を抱いているので、このような場合、主位請求を棄却して、予備的請求について自ら判決することができるか。被告の審級の利益に反しないかが問題となる。
 2 請求の予備的併合の場合、第1審裁判所が主たる請求を認容したるのみにて、予備的請求に対する判断をしなかったときともいえども、第2審裁判所において、主たる請求を排斥した上予備的請求につき判断をなしうるものと解すべきである。けだし、予備的請求については、控訴審においてはじめて審判を受けることになるが、その基礎たる事実は、主位的請求のそれと密接に関連しているので、被告の審級の利益が害されるとはいえないからである。
 3 よって、控訴裁判所は、絵画の引き渡し判決をすることができる。 
二 小問2(2)
 1 主位請求を棄却し、予備請求を認容した判決に対して、被告のみが上訴したときには、主位請求も上訴審に移審するが、原告がその棄却判決に対して不服を申し立てていない以上、もはや主位請求についての審判要求を維持する意志を失っているとみなされるから、控訴審の審判対象とはならない。
 2 よって、控訴審は、予備的請求認容の第1審判決を取り消す判決をすべきである。

<感想>
 これも、ロースクール民事訴訟法P400ですね。。


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さぼりすぎやろ(笑)
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元ロースクール生(2010年卒業)

Author:元ロースクール生(2010年卒業)
H23年司法試験を受験しました。
9月の結果が気になってやきもきする日々を過ごしています。

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